ある日、我が家の庭に突然ハクビシンが現れました。まさか自分の家で見かけるとは思ってもおらず、かなり驚いてしまいました。夜の静かな時間帯だったこともあり、どう対応すればいいのか分からず、しばらくはその場で固まってしまったほどです。ニュースやネットでは見聞きしたことがありましたが、実際に目の前で見ると想像以上の迫力があり、恐怖すら感じました。
この記事では、そんな我が家でのハクビシンとの遭遇から、実際に試した対処法、そしてその後に行った対策までを紹介します。もし同じように自宅の庭でハクビシンを見かけた方がいたら、少しでも参考になれば幸いです。
この記事を読んで欲しい方
・自宅や庭でハクビシンを見かけて、どう対処すればいいか迷っている方
・害獣被害を防ぎたいけれど、まず何から始めればいいか分からない方
・捕獲や駆除を検討しているが、自分でやっていいのか不安な方
・実際の体験談を通して、リアルな対応の流れを知りたい方
この記事を読むと分かる事
・実際にハクビシンが庭に現れたときの状況や行動の様子
・ハクビシンの特徴(鼻筋の白い線・夜行性・雑食性など)
・ハクビシンを驚かそうとして試した対処法(ライト・音・声・水など)の効果
・効果があった対策と、効果がなかった方法の違い
目次
ハクビシンとは?
ハクビシンは、夜行性で人目にはあまり見られない動物ですが、都会の住宅街でも意外と目撃されることがあります。顔の特徴として、目から鼻にかけてまっすぐに通る白い線(鼻筋の白線)があり、これが名前の由来にもなっています。体つきは猫のような雰囲気
で、木登りも得意なため、庭の木や屋根に登る姿が見られることもあります。
性格は臆病で、昼間はほとんど姿を現さず、夜になると活動を始めます。夜行性
なので、夜中に庭で音がしたり、物が荒らされたりするのはハクビシンの仕業かもしれません。
食性は非常に雑食性
で、果物や野菜、時には小動物や昆虫も食べます。そのため、家庭菜園や果樹を狙うこともあるのです。
実際に庭で見かけたときの状況

7月の初め、夜の10時ごろ、庭で思わぬ訪問者に出くわしました。その日は水やりのために庭に出ていたときで、何かに「ワン!」と吠えられたのがきっかけです。最初は猫かなと思ったのですが、慌てて家に戻って窓からそっと庭を見てみると、そこにいたのは猫ではなくハクビシンでした。
体はそこまで大きくありませんが、長いしっぽが印象的で、猫とは違う独特の雰囲気があります。その日は蒸し暑く、芝生の上が少しひんやりしていたのか、ライトを当ててもまったく動かず、じっとこちらを見ていました。
突然の出来事に驚きとちょっとした怖さで胸がどきどきして、しばらく固まってしまったのを覚えています。あの時のハクビシンの目と長いしっぽは、今でもはっきりと記憶に残っています。
数カ月前、庭で少し大きめのフンを見つけたことがありました。その時は野良猫かなと思っていましたが、後になってハクビシンのフンだったことが分かりました。となると、以前から何度も庭に来ていた可能性があり、急に不安な気持ちになりました。夜行性の動物なので姿を目撃することは少ないですが、フンがあることで確実に庭に足を運んでいることが分かり、対策の必要性を強く感じました。
その後に取った行動
ライトを当てた
その後、庭にライトを当てて様子を見ましたが、ハクビシンはまったく動かず、微動だにしませんでした。人間が近くにいることに気づいても、あまり慌てる様子はなく、威嚇や逃げる行動も見られませんでした。
ライトだけでは驚かす効果はほとんどないようで、意外と堂々としている印象を受けました。
害獣が嫌がる音をユーチューブで流す

次に、害獣が嫌がるという音をユーチューブで流してみました。人間にはほとんど聞こえないレベルの音も含め、携帯から数種類の音を発してみましたが、ハクビシンにはほとんど効果がありませんでした。
少しずつ車の下に移動はしましたが、それも逃げたというより偶然のようで、やはり驚かすことはできなかったようです。今回の経験から、ユーチューブの音だけではハクビシンにはあまり効かないのかもしれないと感じました。
声をだして驚かす

声を出して驚かそうとしましたが、これもまったく効果はありませんでした。夜遅い時間だったため、大きな声は出せませんでしたが、聞こえる範囲の声で威嚇してみても、ハクビシンは完全に無視。
少し反応があるかと思いましたが、全く動じず、そのまま落ち着いていました。やはり、もっと大きな音や強い刺激でないと、驚かすことは難しいようです。
水をかける

水を嫌がるかと思い、ペットボトルに水を入れてハクビシンに向かってかけてみました。すると少し嫌がるようなしぐさを見せ、そのまましばらく様子をうかがっていました。
さらに何度か水をかけ続けると、ついに庭から逃げていきました。水が本当に苦手なのかは分かりませんが、今回のケースでは効果があったように感じます。音や声よりも、水の方がハクビシンにとっては不快だったのかもしれません。
再発防止・対策方法
枯れ葉の掃除
ハクビシンは身を隠せる場所を好む習性があるようです。そのため、庭の枯れ葉や雑草が溜まらないよう、こまめに掃除をすることを心がけています。落ち葉や植木の根元にたまったゴミを放置すると、そこが隠れ家になってしまう可能性もあります。見通しの良い状態を保つことで、ハクビシンが寄りつきにくい環境を作るようにしています。ちょっとした手入れでも、安心感が違ってきます。
生ゴミや果物を外に置かない
ハクビシンは雑食性の動物で、ほとんど何でも食べてしまう習性があります。特に生ごみはにおいが強く、ハクビシンを引き寄せてしまう原因になりやすいので注意が必要です。つい翌日のゴミの日の夜に外へ出してしまうこともありますが、これは避けたほうが良さそうです。庭や玄関先にゴミを置かないようにするだけでも、ハクビシンが近づくリスクを減らすことができます。
ウッドデッキの下のスペースを塞ぐ
ハクビシンが好みそうな場所のひとつに、ウッドデッキの下のような狭いスペースがあります。我が家でもまだ対策はできていませんが、このまま放置しておくと、いずれ隠れ家にされてしまうのではないかと心配しています。
暗くて人目につかない場所は、ハクビシンにとって居心地のよい環境になりがちです。今後は板や物などでスペースを塞ぎ、入り込めないようにする対策を検討しています。
注意点
ハクビシンを見かけると、「捕まえてしまおう」「駆除したほうがいいのでは」と思うかもしれません。しかし、ハクビシンの駆除には自治体の許可が必要で、個人で勝手に駆除を行うことは法律で禁止されています。
そもそも、素人が野生動物を捕まえるのは非常に危険です。ハクビシンは警戒心が強く、追い詰めると噛みついたり引っかいたりするおそれがあります。専門的な知識や防護装備がない状態で対応するのは、けがのリスクも高くおすすめできません。焦る気持ちはよく分かりますが、無理をせずに自治体や専門の害獣駆除業者に相談するのが最も安全で確実な方法
です。安全を最優先にし、正しい手順で対応することが大切です。
まとめ
今回の出来事を通して、ハクビシンは意外と身近な場所にも現れることを実感しました。最初は驚きと恐怖でどうしていいか分かりませんでしたが、慌てずに追い払うことが大切だと感じました。決して自分で捕まえようとせず、駆除も行わないようにしましょう。ハクビシンの対応には許可や専門知識が必要なため、まずは自治体や専門業者へ相談するのが安心です。出くわしたときは冷静に距離を保ち、安全を最優先に行動することが大切です。そして、日頃から庭の掃除やゴミ管理など、ハクビシンが近づきにくい環境を整えておくことが一番の予防策になります。
